果てしない闇

2010年5月11日 日常
口蹄疫(こうていえき)問題がひどい!

その話を聞いたのはGW中に実家に電話したときだった。


自分の田舎は高鍋町。被害の激しい川南町のお隣だ・・

幸い(と、言うのも失礼だが)実家は畜産業はやっていない。

・・・が! 自分の友達にはいる。

なかには去年から親父さんの後を継いで意気揚々と始めたやつもいた


心配になって、すぐ(昼)に電話をしたが繋がらない・・・

夜になって友達の家のほうに電話をしたら、いきなり奥さんが泣き出した。

「もう終わりです・・・。 主人は朝から晩まで動き回ってるけど出口が見えないです」

励まそうにも言葉が出ず、何も言えなかった。


今日の夜、その友達から電話が来た

とても辛く、疲れた、重い口調でこれまでの出来事を話してくれた

聞きながら涙が出た。友達も泣いていた。


惨状が目に浮かぶようだった。

同時に何も出来なかった自分、そして今頃になってこの事実を知った自分を恥じた。

と、言うかここまで酷い状況にもかかわらずニュースであまり取り上げない

風評被害を防ぐためらしいが正しい情報を伝えれば済むことではないのか?

そんなことより口蹄疫ウイルスの拡大を防ぐ呼びかけをしたほうがいいのでは?

野生動物に感染したら最後、いろんなところで被害が出るのが目に見える。

昨日の時点で7万頭が殺処分対象でまだ1万頭しか埋設が出来ていない。

人が足りない、(埋める)土地が足りない、消毒薬が足りない。 国は何もしてくれない!

友達は連呼していた。

明日、何の足しにもならないが見舞金を送るつもり



絶望しか見えない友達にいつ光が差し込むのか?解放されるのか?

それとも(極端だが)被害が全国に広がり、深い闇に包まれるのか?

畜産業の未来が怖い。

日本の未来が怖い。

大袈裟かな?でも話を聞くとそこまで考えてしまうよ。


友達が安心して寝られる環境に早くなりますように・・・。



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